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2007年5月22日 (火)

邂逅~フライフィッシング~ その6

高校生になり、ルアーを覚えた。餌釣りからルアーへの移行の決定的な理由は、開高健への憧れだったように思う。モンゴルで巨大なイトウを抱え、「やりましたー、120㎝!2年かかった」絶叫し、笑っている開高さん。フェンウィックのロッドにアブアンバサダーのリール。そして、ネズミのルアー。強烈なインパクト。開高さんの書いた本を読みあさった。私のバイブル。文書に映像に、開高さんの発する言葉に胸が高鳴り、ココロがふるえた。「ペイシェント、ペイシェント、ペイシェント。忍耐、忍耐、忍耐。釣りは忍耐の芸術である」「「川のなかの一本の杭と化したが、絶域の水の冷たさに声もだせない。芸術は忍耐を要求するんだ」寒いイトウ釣り、釣れない本流ウェット…時々、口をついて出てくる…「ペイシェント、忍耐…芸術には忍耐がいるんだ…」

高校生の私の中にしっかりと開高健がとけ込み、ルアーフィッシングへとはまっていった。ルアーボックスには、スピナーがたくさん。ブレットンにアグリアロング…。これを引っ張るだけで魚は釣れた。楽しかった。何に見えるのかわからないルアーに魚が飛びついてくる。湖では、スプーン。チヌーク、ダンサー、クルセイダー。川ではなかなか釣れない大きな魚が釣れる喜びがうれしかった。湖の釣りは難しかった。はっきり言ってどこに魚がいるかわからなかったし、回遊してくるパターンなんかもよくわからなかった。ただ、スプーンをゆっくり沈めてルアーの動きを感じるようにリーリングする。それだけを心がけて釣りをしていた。湖の釣りもおもしろかった。わからないことだらけだったけど、いつ来るかわからない魚のアタリに備える、緊張感がたまらなかった。湖の遠いところで魚がかかる喜びも最高だった。魚とのやりとりが長くとれる気持ちよさがたまらなかった。親父と湖にカヌーを浮かべてよく釣っていた。抽選でミヤベイワナを釣りに行った然別湖、チミケップ湖、などなど。湖の釣りは親父の方がよく釣っていた。はっきり言って、湖の釣りは今でも苦手である。

フライロッドを始めて手にしたのもこのころだ。ロッド、リール、ラインがセットになったものをはじめて買った。ちょこちょことフライにも手を出し始め、タイイングも始めた。バイスやマテリアルも必要最低限買いそろえ巻きだした。キャスティングが難しく、芝生の上で練習した。ルアーロッドとフライロッドを両方もって釣りに行っていた。8割がルアー、2割がフライそんな割合で釣りをしていた。

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» イマカツ [イマカツ]
イマカツという名前を知っていますか?イマカツは壁物ではありません。イマカツはバスフィッシングのメーカーです。一度使えば他のメーカーのルアーはつかえなくなりますよ! [続きを読む]

受信: 2007年5月23日 (水) 21時28分

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