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2009年11月

2009年11月30日 (月)

雪舞う川で…釣友との一時

 まだ、日も昇らない早朝、南西に向けて出発。
 遠い道のりだけど、気の合う仲間が待っているし、モンスターが住む河川に初挑戦とあって気分はノリノリ。
 高速道路を快適にクルージングして釣り場へ向かいました。

 前回、暴風雨のなか道北を彷徨った、H爺さんといわなっちょさんとの釣行。いわなっちょさんのホームリバーへおじゃましてきました。

 牡丹雪が降り続ける天候。今回も厳しい釣りになりそうです。
P1100373  流れは、増水気味で押しが強くウェーディングは冷や冷や…。

 いわなっちょさんが丁寧に歩ける場所を教えてくれるので助かりました。

 厳しい天候、状況の中でも、なぜか3人そろうと笑顔がたえません。P1100379
 こんな雪の中でも楽しいんですね。キチガイ路線一直線なんです(笑)!

 お二人のご厚意で先行させて頂くことに。

 シンキングリーダーとタングステンビーズヘッドのフライを使い、底へ底へ送り込みます。
 直線的にフライを送り込んで石にコツコツ当たる感覚が伝わってくるくらい沈めます。
P1100375  だけど…。

 そんなに簡単に川は微笑んでくれませんでした…。

 でもでも…。

 3回アタリがありました…。

 しかし、フッキングにはいたらず…。

 貴重な3回のアタリを逃して、悔しくて天を仰ぐと雪が降りそそぐ…。

 昼近くになって、雪がひどくなってきたところで終了。

 一匹の魚にも逢えなかったけれど、充実した一日に。

 気の合う釣友と川で過ごすひととき。
 釣り人同士で創り上げる、素晴らしい時間。
 こんな雰囲気がやっぱり好きなんだなぁ。
 だからこりもせずに川へと足を運ぶんだろうなぁ。

 H爺さん、いわなっちょさんいつも素敵な時間をありがとうございます。

 いわなっちょさん。今回はガイドをありがとうございました。あの川のポテンシャルの高さを感じました。今度はヒゲナガが飛ぶ最盛期に行きたいです!

 芸術は忍耐を要求する…。

 今回の釣行の芸術は、仲間と共に創った「川での時間」。

 また忘れられない釣行となりました。

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2009年11月23日 (月)

イトウ巡礼④~忍耐~

 小春日和となった休日。
 イトウに逢うべく、北の大河へ…。途中、かなり激しい雪が降っていましたが、現地は珍しいくらいに穏やかな天候でした。

P1100367
 小春日和といっても、朝イチはガイドが凍り付きます。厳しい季節への移ろいに、「もうこんな季節になったんだなぁ」としみじみ…シーズンも終盤を迎えていることを季節は知らせてくれます。

  さすがに岸辺には厚い氷が…。P1100365
 ガイドについた氷を取り除きながらキャストを繰り返しました。

 しかし、魚からのコンタクトは何もなし…。

 一筋縄にはいきません。

 今週もやはり、Patience.

 「芸術は忍耐を要求するんだ」

 今日も、開高健大兄の言葉を口ずさみながら、いつやって来るかわからない、「芸術」を待ちます。

 Patience
P1100364  Patience
P1100369 Patience
P1100371 「芸術」を信じ、ロッドを振り続けましたが何も起こりませんでした。

 イトウ釣りは、釣れないところが面白い?

 大河にロマンを置いて、帰途へ…。

 いいときも、あればこんな日もある。

 これが釣りですね。

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2009年11月21日 (土)

こんなフライで釣れたらなぁ…

P1100336  先日、ちょいと遠い所まで仕事に出かけて、ご当地のフライショップに足を運んでみました。

 初めてのショップに入るのは幾分緊張するんです…。お店の方はどんな方かなぁ~なんて余計なことを考えちゃうんです、私。

 足を運んだショップの店長さんは、とってもいい人で、気さくに話をしてくれました。やっぱりね、フライフィッシャーに悪い人はそうそういないんです。

 そのショップで見つけたのがこのフック。ず~っと前から欲しかったのですがなかなか手に入らなかった、アレックジャクソンのスペイフック。

P1100341  このプロポーション見ただけで、ゾクゾクしませんか!(って私だけ…ただのキチガイ病かなぁ…)
 

 なんとも言えないこのカーブ。いいスタイルしてるなぁ!

 ず~っとこのフックを手にしてニヤニヤ、ニヤニヤ。
 この幸せったらない。

 このフックにタイイングしたい病が突如発症。

 これからの冬のシーズン。結氷までのタフコンディションの中、川を上ってくるヤツがいる。まだ見ぬ鉄頭。

 こんなフライで釣れたら最高…。自分の願望を詰め込んだフライ。
P1100342  ウィングは、アーガスを細身に。

P1100346_2  スロートハックルには真っ黒のヘロン。
 アフリカクロサギ。
 チャイニーズポンドヘロンもいいけれど、いろいろなサイズの真っ黒なヘロンがとれる、いいマテリアルなんです。

 入手してすぐに気に入ってしまいました。

 新入荷のマテリアルはいつものごとく、ナデナデし、ほおずりし(?)、すこ~しフェザーを抜いてみて、どんな塩梅に動くのか、ハリはどの程度か…などなど、楽しい検証の時間を経て、どんなフライの、どこに使うのかイメージをふくらませる…何とも最高の時間なんですね。
 

 ちょっとトラディショナルな雰囲気を醸し出すこんなフライを、冬の本流に打ち込んで、鉄頭なんかがかかっちゃうと、そりゃもういうことなしでしょ!

 な~んて、あらぬ想像をしております。
 冬の鉄頭…宝くじが当たるのとどっちが確率高いのかな…。
 いやいや、そんなこと考えてちゃだめですね。

 バッキングまで一気にもってかれる、あのパワー…。
 今年こそは、顔を見たい…。
 本流で2,3回かけて、いずれも敗北…。

 ティペットぶっちぎられたり…フック伸ばされたり…。

 とんでもないあのパワー。今年こそは…。

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2009年11月18日 (水)

シーズン終盤に向けて

 シーズンも終盤。
 気温も下がり、タフなコンディションでの釣りが要求されます。

 でも、結氷までは川に通いたい…それがクレージーの生きる道。

 北の幻が住む川にはあと何回行けるのかな…そんなことを考えながら、幻用フライをタイイング。

 最近、幻用フライは、ほとんどがイントルーダスタイルのフライ。

 試行錯誤を繰り返し、バランサーを工夫して入れることで大きなサイズにしても、バランスを崩さないようなフライにすることができるようになりました。

 やっぱりバランスが重要なんだと最近特に感じます。フック側から沈んでいくフライには魚からのコンタクトがほとんどないように思います。アイ側、もしくはフライが傾くことなく沈んでいくフライにすることがイトウへのアプローチの第一の条件だと勝手に思いこんでいます。
 いわば、自分のフライに対するコダワリなんですね。

バランスがよいフライにする理由は、以下の2点が挙げられると思います。
 ①着水と同時に生命観が宿る。
 ②型くずれせずにシルエットを保つことができる。

 イトウの目の前をフライが横切ったとき、思わず食らいついてしまうフライに仕立てようと、自分なりに試行錯誤を続けています。

 ヤクヘアをウィングに使用したパターンをご紹介。
 何回か書きましたが、ヤクヘアはとてもすばらしいマテリアルです。光の透過性・輝きと適度なハリがいいんです。
 光の透過性・輝きは①の生命観を引き出し、適度なハリは、②の型くずれを防いでくれます。
 マテリアルの特性を引き出してあげることも大切な要素だと思います。

P1100355  単色のフライもいいですが、徒然なるままに、色々なカラーをミックスするのもなかなかにいい雰囲気になります。

P1100358  光を当てると、こんな風に輝きます。
 生命観が出てきます。

P1100351  テールにサドルハックルを。
 こちらは少し派手目。
 遠くからでも泳ぎと色でイトウを誘ってくれるように願いをこめました。

P1100360  こちらは、定番のオリーブを基調とした一本。
 オリーブは実績の高いカラーです。

 さてさて、思惑通りイトウを誘ってくれるのか…。

 その前に、厳しい自然の中でも集中力を切らさず、頑張り抜く、精神力も必要ですね。

 シーズンのクライマックス。いい出会いがありますように。

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2009年11月15日 (日)

嵐の中の彷徨

 すごい風でした…すごい雨でした…。

 この週末にやってきた低気圧にやられました。H爺さんといわなっちょさんと道東アメマスツアーを企画していたものの、当日の天候は暴風雨とのことで、進路を北へ変更…。
 しかし、北の幻が住む川も吹きさらしの風…。
 何とか釣りになる場所はないものかと、北を走り回る…。

 今回は、いわなっちょさんが初めてダブルハンドロッドに挑戦するという目標を掲げての釣行。遠方から夜を徹してのロングドライブをしてきてくれたいわなっちょさん。なんとかダブルハンドを振ってもらいたい。
 そんなこんなで道北を彷徨…。

 何とか釣りになったのは、北の大河。でも雨と風は依然強いままだが、此処まで来たらやるしかない!気合いを入れて完全防備で川に立ちました。

 大河の流れは太く、重たい。こんな大河を目の前にするとどんな魚が待っているのかワクワクドキドキでテンションが上がってしまいます。

 まずは、いわなっちょさんへダブルハンドキャストのレクチャーを…といっても私のレクチャーは2,3分で終了…ごめんなさい、いわなっちょさん。人に教えてあげるほどの腕もないし、まぁ~「習うより慣れることが重要」と思っちゃいまして…。

P1100330  降り続ける雨にも、吹きすさぶ風にもマケズ、いわなっちょさんはロッドを振り続けたのでした。

 H爺さんはじっくりとレクチャー。
Pb130049 いつも優しく丁寧に、釣りを教えてくれます。
 H爺さんのお人柄が表れています。

 こんな嵐の中での釣りでしたが、気の合う3人がそろえば、これはこれで面白いんです。
 車の中での釣り談義、食事中の釣り談義…尽きることなく会話は弾みます。
 魚が釣れればそれにこしたことはないのですが、ロマンを胸に北の大河に立ち込み、同じ時間を自然の中で共有するこの感覚がたまらなく好きなんですね、私は。
 風が唸りを上げて吹いていっても、雨が土砂降りになってもなぜか顔には笑顔。これが釣り人の生き様。同じ想いをもっている仲間がいることがやっぱり心強いし、仲間と共に過ごす時間がたまらなくいいんです。

 3人で大きな深みをねらいます。きっとこの流れのどこかに魚が潜んでいることを信じて。
 スカジットキャストでT14のシンクティップを川底へ送り込みます。久しぶりのスペイキャスト。すか~んと飛んでいくと気持ちがいいのです。何度も何度もフライを送り込みますが、魚からのコンタクトはなし。
P1100333

「川の中の一本の杭と化したが、絶域の水の冷たさに声もだせない。
芸術は忍耐を要求するんだ」

 開高健大兄の名文句を口ずさみながら…。

 ロマンは北の大河に置いてきました。また来るときまでに、そのロマンはきっと大きくなっているはず。

 3人で過ごした、嵐の中の釣り。深い思い出として心に刻まれることは間違いなさそうです。

「It needs patience,patience,patience,patience」

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2009年11月 3日 (火)

冬の到来…

 急に冬が到来したような今日この頃の寒さ…。
 体がまだ寒さになじんでないのになぁ…急に寒くなると、外に出るのもちょいとおっくうに…。

 こんな日は、マテリアルと戯れるのがいいかなと…。タイイングデスク周りもいい加減整理しないとそこいら中に羽根が散らばっている状況…。
 整理もかねてマテリアルを眺めたり、ナデナデしたり…至福の時間…ムフフ。

 マテリアルをいじり回していると、インスピレーションが沸いてくるんですね。

 「そうだっ!」

 ってひらめいちゃうと、タイイングモードに突入。今日もデスク周りの整理は果たせず…まぁ、いいか!

 今日、ピンときたのが、ホワイティング社のスペイハックル。
P1100067  ゆるい流れでも、非常によく泳いでくれる羽根ですね。
 ファイバー1本1本が細いので、流れによくなじんでくれるように感じます。

 このスペイハックルをハックリングせずに、フラットウィングのように使ってみたらどうだろうかと、考えました。

 そして、いつものように徒然なるままにタイイング。
P1100059  イントルーダスタイルに。
 明るいオリーブに見える部分がスペイハックルです。
 フラットウィングスタイルで2枚巻き止めました。
 ウィングはヤクヘア。

 これからの初冬は、大河に通って一発大物を狙いたいと画策中…。
 タイイングするフライも自然と大きめになってしまいます(笑)

 もう一本はヒグマのヘアとスペイハックルのコラボ。
P1100051  テールにスペイハックル、バリアントを使いました。

 ヒグマのヘアは光の透過性を高めたかったので薄めに巻き止めました。
 アクセントで少しだけヤクヘアのイエローを混ぜました。
P1100056  アイ付近です。
 ヒグマはあくまでスカスカ気味に。スロートはブルーイヤードフェザント。

 さてさて、厳しい季節がやってきますが、その前にもう一勝負!

 どんな魚に出逢えるか…。それとも、大河に夢を残してシーズンが終わるか…。

 ラストチャンスのビッグゲームに期待です。

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