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2009年12月 6日 (日)

リスペクトタイヤー

 心から尊敬するフライタイヤーがいます。

 備前貢さん。

 念願かなって、札幌テムズで行われた備前さんのタイイングデモに行ってきました。

 憧れの人を前に、テンションが上がりっぱなし。繰り出されるテクニックは目からウロコ。

 関西弁での楽しいおしゃべりとともに、備前ワールドが広がっていきます。

 既製の概念にとらわれず、自由な発想で次々と巻き上げられるフライ達。生命観にあふれ、備前さんなりの理論が詰め込まれています。

 ウェット、ドライ、ニンフ、ストリーマーどれにも、マテリアルの特徴を的確に捉え、良さを発揮させるタイイングにはすごみすら感じました。

 今回のデモで特に印象に残ったのは、獣毛の特徴をうまく利用した方法。
P1100389  ハックルの部分はリスの背中の毛。
 襟巻き状にハックリングするテクニック。

P1100398 こちらも襟巻きがついたソフトハックル。
 写真でわかりますかね。ヘッドとテールの所にキラッと光るゴールドティンセルが見えています。こういったちょっとした工夫がフライを引き立て、水に入ったときに魚を誘ってくるれ要因になるように思います。

 ファジーなフライですが、水に入ると生命観があふれる工夫が随所に盛り込まれています。
 どんな獣毛にも応用が利きそうで胸が高鳴ります。

 見事に心を打ち抜かれた私は、早速、自分でもやってみる。いいなぁ~っと思ったことは自分でやってみないとどうにもこうにも、落ち着かない性格なもんでして…。
 

 とにもかくにも、我が家に埋蔵されている獣毛たちをひっぱり出してみます。
P1100453  知人から頂いたミンクのコンプリート、リスの背中の毛、オポッサム、マスクラット、ビーバー、スカンク、レッドフォックス、シルバーフォックス、そしてヒグマ…などなど。

 これで備前さんテクニックを再現してみようと思い立ったわけですね。

P1100470  いろいろな獣毛を使って巻いたニンフ。

 一番上はオポッサムのテール、ボディーはマスクラット、襟巻きはリス。

 下段の二本はテールとボディーがヒグマ。
 襟巻きだけを換えて左がミンクで右がリス。
P1100472  ちょっとマテリアルを換えるだけで質感が変わります。

 そして、ヒカリモノをちらっと見せたソフトハックルも巻いてみます。
P1100462  襟巻きはミンクで。
 ちらっとアイに見えるティンセルの効果が期待されます。これは来シーズンのお楽しみフライです。

 備前さんのフライはホントに魅力的。備前さんにしか巻けないフライたち。備前さんのにおいが漂うフライ。一目見ただけで、「これは、備前さんのフライだ」ってわかってしまう雰囲気をもつフライ。
P1100403  いいなぁ~

P1100424  息をのむ美しさ…。

 フライを一目見て、誰のフライかわかるようなフライを巻きたい…。
 そんな自分色が全開に出ているフライを巻きたい…。

 また、新しい目標ができました。

 備前さんが言っていたとても印象に残っている言葉があります。

 「巻き上がったときに、“何かいい感じ~”って直感的に感じるフライは釣れる」

 「いい感じ~」なフライを巻けるように修行修行!

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コメント

良い感じのフライですねー(*^_^*)
見たこと無いマテリアルも凄いですねー!!
私も冬の間に少しでも釣れるフライ作りたいと思います!!

投稿: aki | 2009年12月 6日 (日) 16時02分

こんばんは

お互い良い刺激を受けたようですね
タイイング技術は日々の努力次第で身に付くと思うのですが、タイヤー独自の持つ色彩感覚、感性は真似が出来ません(汗)
釣れるフライの瞑想しなければ・・・

投稿: H爺 | 2009年12月 6日 (日) 20時32分

こんばんは。
動物園並みの品揃えですね(笑)
ティンセルちらりのソフトハックルは魚でない私でもゾクッとしました。本当にちょっとしたことなのですがいつも使っているフライよりなんだか釣れそうな気がします。
今回は本当に勉強になりましたね。

投稿: いわなっちょ | 2009年12月 6日 (日) 20時41分

ここにコメントを書かせていただこうと、そう思ったキッカケはクレージーフライフィッシャーさんが、備前さんを敬愛している文章を書かれていたことがひとつの理由。
その気持ち、めちゃくちゃ分かりますよ。
ボクも備前さんとメールではやり取りしたことがありますが、ホンマにええ人ですよね。(つい関西弁)
ボクも獣毛の使い方は感化されて、2年ほど前からリスの毛でハックリング作戦、真似してます。

釣れますよ。

さらに獣毛、自分で染めちゃいますか。(笑)

投稿: kuni | 2009年12月 6日 (日) 21時33分

akiさん
 こんばんは。
 少しでも魚が興味を持ってくれるフライを巻きたいものです。あ~でもない、こ~でもないと考えるのがタイイングの楽しいところでもありますね!
 マテリアルは、自然に増えていってしまいました…。

投稿: 管理者 | 2009年12月 8日 (火) 21時57分

H爺さん
 こんばんは。
 いや~いい刺激というか、大刺激でした。目からウロコが数百枚いや数万枚こぼれ落ちたように思います。
 フライって人それぞれの感性があふれたものでいいですよね。自分色全開のフライで魚に逢えたらこんなに贅沢で幸せなことはありません。
 修行を続けます!

投稿: 管理者 | 2009年12月 8日 (火) 21時59分

いわなっちょさん
 こんばんは。
 獣毛どんなのがあるかな~って引っ張り出してみたらいろいろ出てきました…。
 先日話していたようにヒグマの毛でやってみましたよ。結構「いい感じ~」のような気がするのですが、来年どんな結果が出るのか楽しみです。
 ヒグマのヘアもまた調達してこようかな…でも、今度頼んだらコンプリートでくれるような気がする…。
 また、ヒグマにはまり始めました(笑)

投稿: 管理者 | 2009年12月 8日 (火) 22時03分

kuniさん
 こんばんは。
 備前さんワールド全開のデモでした。私はとっても幸せでした。5時間があっという間でしたよ!
 やっぱり備前さんのフライには魚をひきつける力はもちろん、人をもひきつけてしまう力がありますよね。サーモンフライから、ウェット、ニンフ、ドライ、ストリーマー、リアルイミテーションまで幅広く何でも巻いちゃってまさに神業です。
 目指すべき人がいるとタイイングにも目標と勇気が沸いてきます!修行に励みます!

投稿: 管理者 | 2009年12月 8日 (火) 22時06分

こんにちわ。
釣れそうなフライ達ですね。
ソフトハックルにゴールドのティンセル・・・真似させていただきます。

さすがクレージーさん、獣毛もたくさんの種類を持っていますね。

投稿: mattu | 2009年12月 9日 (水) 15時35分

トラディショナルなパターンが好きなんで獣毛は良く使いますよ。
シンセティックに比べれば地味な感じになっちゃいますが、不思議なことに魚の反応は良いですよ。

投稿: イシシ | 2009年12月10日 (木) 12時59分

mattuさん
 こんばんは。
 ゴールドティンセル、チラ見せいいですよね。水に入ると存在感が増しそうな気がします。
 獣毛もなんだかいろいろ出てきました…。どんな風に使おうかいろいろ悩んでいます。
 いろいろ考えることがタイイングの面白いところでもありますが!

投稿: 管理者 | 2009年12月11日 (金) 17時49分

イシシさん
 こんばんは。
 獣毛にはいい感じの生命感が宿るように思います。タイイング方法を工夫するとより生命感が増してきますね。
 地味でも存在感があるのが獣毛のいいところだと思います。

投稿: 管理者 | 2009年12月11日 (金) 17時51分

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