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2010年7月

2010年7月29日 (木)

シアトル放浪~Looking for America~

 大国アメリカって何だ?アメリカってどんな国だ?アメリカを探して旅に出た。

 浜田省吾「America」を口ずさむ。
  

  ♪We are looking for Amrica
         映画の中のアメリカンドリーム

 お目当ては、日本の至宝イチロー。シアトルマリナーズの試合観戦が目的。ここからどんなアメリカが見えてくるのかな…。

 期待と興奮が入り交じりながら、大国アメリカを目指して太平洋を渡る。

 日本を出発したのは7月24日の夕方。アメリカに着いたら7月24日の朝、時差の関係から何とも不可思議な現象が起こる。

 時差ボケにならないように機内は爆睡をもくろむがなかなかにそうはならず…。まぁそれでも8時間強の機内のうち、半分は寝てたかな。
 

 着いたら着いたで、ホテルで寝たら時差ボケの餌食になりそうなので、シアトルの街をブラブラ。

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 シアトルの街は、映画に出てくるようなアメリカの雰囲気。

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 圧倒的にアメリカなのだ。何が圧倒的かは言葉にすることは難しいのだが、とにかくこれでもかってくらい「アメリカ」が感じられる。

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 抜けるような青い空に、近代的なビルとアンティークな建物が混在し、星条旗がはためく。街路樹の緑が街にコントラストを与え、イエローキャブが行き交う。

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 「う~ん。アメリカ」

 なんだろうな…この雰囲気は。言葉にできないのがもどかしいのだが、古くからの文化と近代的な文化が織り混ざり、多民族が調和して生まれる雰囲気。

 この根幹にあるのはやはりフロンティアスピリットなんだろうか。これがアメリカかな。肌で、目で、体にアメリカが伝わってくる。

 マレーシアではアジアの「混沌」を感じたが、ここアメリカでは「混在」を感じる。

 おそらく数日の旅では絶対に見えてこない部分もあるのは当たり前。でも、この数日でアメリカの何を感じるか、いや、自分の中で何を感じられるか、感じて来られるのかが大事だなと思っている。

 大勢の人々でにぎわうマーケットに行ってみた。マーケットってその国の雰囲気を感じ取るのにはうってつけの場所だと思うんだな。

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 果物や野菜の屋台もあれば、それぞれの個性が光る美術品を扱う屋台もある。
目を移せば、魚を放り投げるパフォーマンスをしながら商売している魚屋もある。
なんでもかんでもアメリカらしい。

 落ち着いた雰囲気のアンティークショップも多く、やっぱり「古き」と「新しき」が混在している。それぞれの個性が発揮できる場所なんだろうな、アメリカは。そしてそれぞれの個性を認めることができるんじゃないかと勝手に感じてしまった。

 そしていよいよ、シアトルマリナーズの試合観戦へ。念願のイチローのユニフォームを着て、シアトルを歩く。

 道すがら、見ず知らずのアメリカ人が「応援しっかり頼むよ」的な感じで、握手を求めてくる。こんなのってとてもいいじゃない。こんなコミュニケーションが成り立つのもイチローのおかげなんだな。イチローは違った文化と文化を結ぶ架け橋になっている。人と人も結んでくれて一期一会の出会いを、思い出深いものにしてくれている。本当に感謝なのである。

 鉄骨がむき出しになったセーフィコフィールド。本場の野球はいったいどんなものなのか、期待の高まりは最高潮!

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 本拠地セーフィコフィールドは、伝統が感じられる球場だった。
 我が北海道日本ハムファイターズの本拠地札幌ドームもいいのだが、やっぱり違った雰囲気がビンビン伝わってくる。

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 これがメジャーリーグなんだな。日本の選手がアメリカでプレーしたい理由がなんとなくわかってくる。この雰囲気の中プレーできたらやっぱり最高だろうな。

 「野球は青空の下でやるものさ」

 アメリカ人はいうけれど、その意味も何となくわかってくる。
 

 インディアンブルーのさわやかな空。
 

 吹き抜けるさわやかな風。

 カモメが飛び交い、時折聞こえる汽車の汽笛。なにから何まで球場の雰囲気をいいものにしている。

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 そして、「球場」を「ボールパーク」という理由もひしひしと実感をともなって伝わってくる。
とにかくみんな野球を観戦することはもちろん、その空間にいることを楽しんでいる。そこにいるすべての人たちとの出会いや喜びを共有しているんだなぁ。

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 いいプレーが起これば、ひいきのチームに関わらず拍手が起こり、そうでないプレーであればブーイングが起こる。

 鳴り物もないし、応援を指揮する応援団もいない。けれど、みんな応援の仕方を知っている。拍手と歓声。これに勝る応援の方法はないのではないんじゃないかとふと思う。
観戦した2戦どちらもマリナーズが逆転勝ち。球場は大歓声に包まれる。特に逆転のシーンはすごかった。

 ボストンに一点リードされたまま完全試合ペースで試合が進んでいたのだが、一発のツーランホームランで逆転。 

 カ~ン

 乾いた音の後、黄昏時の青空を背景に白球が美しいアーチを描いてスタンドに吸い込まれていく。この瞬間は感動的。
 今でも目に焼き付いて離れません。一瞬のできごとなのに、すご~く長い時間のように感じる白球のアーチ。

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 スタンディングオベーションで、地鳴りのような「Yeah~~~~!!!」の歓声。あちこちでハイタッチが交わされる。ここでも知らないアメリカの人とハイタッチを交わした。こういう雰囲気はファイターズファンと同じ。ファイターズだってメジャーと同じくらいのいい雰囲気を作ってるんだなと実感。

 
 一球一球に一喜一憂。それがアメリカ流。7回表の攻撃が終わると「TAKE ME OUT TO THE BALLGAME」の大合唱。これもいいなぁ。誰もが知っている歌。みんなで盛り上がる歌。マリナーズファンもレッドソックスファンも関係なし。球場に足を運んだ人みんなが一つになれる瞬間。体がふるえました。

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 イチローはというと残念ながらノーヒット。でも、生でイチローの雰囲気を感じられたのはとても幸せ。やっぱりオーラが出てます。

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 おなじみのイチローのルーティーン。バットをかかげて、右袖を捲るポーズ。

 生で見るとみるとゾクッとしましたよ実際!!

 そして」「イ・ッ・チ・ロ・ー」って思い切り叫んできました。

 
 ノーアウト満塁でのイチローの打席。球場中から「イチローイチロー」の大声援。
 

 なんだかなぁ泣きそうになりましたよホント。海を越えてがんばる日本人がいて、その活躍を受け入れてくれるアメリカ人がいて、そこから生まれる異文化交流、一期一会の出会い。

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 イチローは偉大であり、やはり日本の誇り、至宝。

 試合が終わり、我々が日本人だとわかると「I love Ichiro!」と話しかけてくれ、ハイタッチの連続。心がね、なんか暖かくなりますよ。言葉はうまく通じなくてもハートはつながっていられる。やっぱり同じ人間だもの。

 数万人の人たちが、野球を楽しもうという同じ気持ちでいられるのって最高じゃない。

 短い時間だけどその時間を思い切り楽しもうとする気持ち最高じゃない。

 同じ気持ちで人と人がリンクできるのってサイキョウじゃない!

 みんなみんな楽しむことができるからボールパーク「公園」なんだな。

 メジャーリーグを観戦して多くを感じることができた。こうやって自分の感性を磨いていかないと、自分自身が広がっていかないんだな。

 2戦目は、先発が松坂投手。イチローとの対決にもしびれました。

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 我がファイターズからメジャーへと活躍の場を移した岡島投手もセットアッパーとして登板。

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 この観戦から得たものは今の自分にとってとても大きなもののような気がする。
 「それは何?」と聞かれてもはっきり言って具体的に「これ」って説明することはできない。でも、自分の心の中には確かに何かが残り、心が温かくなった。

 具体的に得たもの?説明できないとだめかな?

 今、自分の心の中でこの経験から得た物がしっかりある。説明できない心境の変化、感じたこと、それが確かにある。

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2010年7月 1日 (木)

祭りの後の釣り

 灼熱の阿寒フライフィッシングフェスタ。

 ホントに暑い…だって30℃超えちゃってましたから…。

 半分溶けそうになりながら、川へ…。

 一級ポイントに入りましたが、やっぱりね…たくさんの釣り人が…。

 「こりゃ、厳しいわな~。」

 でもやってみよ…。川に入れば涼しくなりそうだし…。

 同じタイミングで東京から来られたという、バンブーロッドを持った紳士と出会いました。

 「せっかく本州から来たのですから、先に入ってください」とポイントをゆずることに。

 でも、その紳士は、

 「一緒に釣りましょう」

 と一言。

 嬉しいですね。一期一会の出逢い。でも、旧知の知人のように接することができるフライフィッシャーとフライフィッシャー。

 魚の姿を確認することができるも、なかなか喰わない…かなりのハイプレッシャー。

 そして、やっと一匹。
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 小さいけれど、久しぶりにこの川で逢ったニジマス。美しい野生を感じられる一匹でした。

 その後、紳士と別れ、少し上流へ移動。

 モンカゲ、ヒゲナガのハッチがパラパラと始まり、否が応でも期待は高まります。

 ドライにウェット、モンカゲパターンにヒゲナガパターン、どれを試してもコンタクトはなし…でも、時折ライズが…。

 「何喰ってるんだ…?????」

 こんなときは、目先を変えて。

 今年、好調のヒグマウェットを流してみることに。

 実際ハッチしている虫とは全然似てもいないフライ。ただ大きめで、ウエイトを入れてあるので良く沈むフライ。

 一投目。

 重たいフライが水になじんで、いままでよりも深い所を流れていることがロッドを通して伝わってきたときでした。

 ざっぱ~ん

 「お~一撃!!!!」

 「今まで、どこにいたんだ~君は~」

 力強いファイトでラインが持って行かれました。ドラグがうなり、気持ちよくロッドが曲がります。

 この川のニジマスは強い!!

 なかなか上がってこない…。

 ヘッドシェイクとダッシュの繰り返し。大きさから見てまたもインスタネットに入りにくそうなサイズ…。

 「さて、どうしましょ…」

 幾分、よってきたところで救世主が。

 上流で釣っていたご夫婦が戻って来られてランディングを手伝ってくれました。

 ナイスサイズのニジマスはヒグマのウェットをがっちりくわえており、無事、旦那様にネットインしてもらいました。

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 ネットインしてくれた旦那様…どこかで見たことがあるような…。

 「あの~失礼ですがティムコの社長さんですか?」

 「はい、そうですよ。うちのフックを使ってくれてありがとう」

 お~、ティムコの社長さん直々にランディングしてもらうとは!

 ありがたや~。感謝感激!

 ここでの出逢いの記念に、このニジマスがくわえたヒグマのフライをプレゼントしました。

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 素敵な出逢いを呼び込んでくれたニジマスは、静かに流れに戻っていきました。

 「どうもありがとね。君はフライフィッシャーとフライフィッシャーを結んでくれた魚だよ」

 川でもいい出逢いがありました。フェスタならではの出逢いでした。

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 リリースした後の爽快感がいつもよりたくさん感じられました。

 いい川は、いい出逢いをもたらしてくれますね。

 阿寒の森に、川に、感謝。

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