浜益川~師匠と共に~
この日をずっと楽しみにしていたわけで。
毎日のモチベーションになっておりました。
なんたって、久しぶりに師匠と再会し、一緒に釣りができる。
釣りをはじめた頃から常に師匠がいて。
フライフィッシングっていう釣りがあるということを教えてくれた。
私の人生を語る上で欠かせない大きな存在。 故郷の川を離れられて、遠方へ。
正直、故郷の川から師匠がいなくなってしまうことは寂しかった。
けど、師匠は新しいセカンドライフを歩んでいるから、応援しないと!
いつも、応援してもらっているんだから今度は恩返しの番。
「浜益川においでよ」
昨年、声をかけてもらって、今年は足を運んでみようと思ってました。
師匠に会いに、師匠と一緒に釣りをするために。
待ち合わせの場所で師匠が手を振って出迎えてくれたとき…。
なんか、ノスタルジックでセピア色の想いがこみ上げてきて…。
あ~なんかいいなって思った。
ゆっくりと流れる川。
サケはというと…
うじゃうじゃいる。
しかも次から次へと新しい群れが入って来る。
ヒットパターンをつかむまでは、厳しい釣りを強いられたけれど、
パターンをつかむと、ヒットヒットの連続。 10番ロッドがバットから引き絞られるのが爽快!
ファイトは強烈。
バッキングまで走るヤツ。
大ジャンプを繰り返すヤツ。
トルクフルなファイトをするヤツ。
う~ん。言うことなし! 忠類川とはまた違ったタクティクスが存在して、
底を取らないと釣れないのではなくて、逆に沈めると釣れない。
やる気のあるヤツは表層で喰ってくる。
だから、ラインはフローティング。
フライも軽いもの。
ただし、浜益川の緩い流れでもよ~く動くフライじゃないとヒット率はがくっと下がります。
私はラビットゾンカーのバックスキンを薄くそいで使いますが、これが効果的でした。
※ゾンカーの処理の方法はコチラをどうぞ↓
http://masakidennen.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/post_d800.html
まぁね…自己満足っていっちゃえばそれまで。
なにもバックスキンを薄くしなくたって釣れることは釣れる。
でもね、こういう一手間を加えて、自分の思惑通りに魚が釣れるとそれは自己満足を通り越して自信につながっていくんです。 フワフワと緩い流れに、フライを漂わせる。
メンディングも極力しない。
リーダーまできちんとターンオーバーさせることが大事。
ゆっくりとしたスペイキャストで、ゆっくりフライを漂わせる。
そしたら、ご~んってサケがアタックしてきます。
この逆回転音を聞くとまた元気が出てくるキチガイです。 ギンピカがヒットするとそれはそれはもう、快感!!
うひょ~ひょひょ~
っと釣りキチ三平と化して叫んじゃう。
この川に足を運ぶ釣り人はマナーがいい。釣り人同士のコミュニケーションができる。
「下流に入っていいですか?」
「いいよ~そこにサケ、たまってるからやってみな~」
みんなフレンドリー。
でっかいのをかけて下流に思い切り走られたとき。
下流に2人組のおっちゃんルアーマンがいた。
内心「走らせるな!止めろ!」
なんて怒られるかなと思ったけど、
現実は、さっとロッドを上げてくれて、
「好きなだけ、走らせ~」
「それがフライの面白いとこでしょ~」
「じっくり、楽しみなぁ~」
なんて言ってくれる。
うれしいなぁ!
コレなんだよなぁ!
このでっかいサケは、無事このおっちゃんがでっかいネットでランディングしてくれた。
一期一会の出会いを大切にできる釣り人が多い。
当たり前のことだけれど、こういうこと出来ない人も多いのが事実。
なんか、心が洗われた。
ホントの釣りをしたという感じ。 心ゆくまでサケのファイトを堪能。
師匠と一緒にいれたことに感謝。
釣り人同志のコミュニティーに感動。
すべては、この川がもたらしてくれた出会い。
すべてに、ありがとう!
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