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2014年2月

2014年2月 6日 (木)

ニジマスが「指定外来種」に…<パブリックコメントを>

ご存じの方も多いと思います。

北海道でニジマスが「指定外来種」として認定され放流が一切禁止されるかもしれません。
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北海道は「北海道外来種対策基本方針」(素案)をまとめました。
この素案について広く意見を聞くということでパブリックコメントを募集しています。
道民として。
釣り人として。
自然と遊ぶことが大好きな人間として。
意見を投稿したいと考えています。
こんなときにこそ、思考停止に陥らず
いろいろな意見を聞いて
考えて
自分なりに咀嚼して
自分の意見をまとめて声を上げることが大事だと個人的には考えています。
このパブリックコメントを書くにあたっていろいろな方と論議しました。
SNSでも意見を聞きました。
それらをまとめて自分の考えとしました。
○●●○○●●○○以下、投稿パブリックコメント○○●●○○●●○
 道民として、釣り人として、自然を遊ぶことが大好きな人間として、北海道の自然を愛する人として「北海道外来種対策基本方針」(素案)を拝見しました。しかし、この素案には多くの問題点と矛盾点が存在しています。
 また、生物多様性に著しい影響のある種を「指定外来種」として指定し、その個体を放つことを禁止・罰則を設け、防除をすることに対して著しい違和感を感じます。
特に河川におけるニジマスの取り扱いについては、釣り人として憤りさえ感じます。
原因は、下記の通りです。
①河川、森林、里山、都市部内の公園など北海道の生態系は多様で複雑です。これらを 
北海道全体として1つの自然観で俯瞰してしまっていること。
②北海道行政は生物多様性保全を掲げながら、一方でダムやスーパー林道の開発など自然を破壊するような無駄な開発を行い、これまで息づいてきた在来種が生息できないような環境を自ら作りだしている。それらを棚上げし生物多様性崩壊危機の原因が外来種だけにあるかのように考えていること。
③様々な観点(科学的・社会的・経済的)からの論議が不十分であること。
 北海道の生態系は1つの生態系としてとらえることはできないと考えます。河川には河川。森林には森林。多種多様な生態系が存在し、それが複合して北海道総体としての生態系が成り立っていると考えます。
 どの生態系で、どの外来種のインパクトを考え、それぞれの生態系でどのようなアプローチをし生物多様性を保全していくのかが明確でありません。
 複雑に入り組んだ生態系に対して一律に「放つこと」を禁止し罰則を設け、「防除」をするというスタンスをとってもまったく無意味だと考えます。
 アライグマの食害による農業被害やセイヨウオオマルハナバチの環境インパクトは大きなものであることは認識しています。
河川のニジマスについてはどうでしょうか?アライグマやセイヨウオオマルハナバチのようなインパクトとなっているでしょうか?
 いつも自分の庭のように河川を歩き遊んでいる釣り人こそ河川の環境のことをよく知っています。ニジマスが生息している河川であっても在来種のヤマメやイワナなども一緒に生息しています。
 しかも、ニジマスという釣り人にとって最高の好敵手がいることで釣りにおけるキャッチ&リリースが定着しつつあります。
 
 そのためか、河川に着実に在来種をはじめとした魚の数が増えてきていると感じています。このような現状を素案を作成する段階で感じ取っている方は行政にどれくらいいらっしゃいますか?
 
 ニジマスという外来種がきっかけになって在来種を増やすことにも繋がっています。
イトウが良い例です。イトウの数は着々と増えてきています。イトウを守っているのは釣り人だと断言できます。
「幻の魚」という冠がついてしまった原因は乱獲でも外来種のインパクトでもありません。開発によって生育場所や産卵河川が奪われたからです。
地域の古老や祖父母から生の話を聴いています。「昔はこの川にもイトウがいた」と。
北海道として本当に生物多様性保全を進めていくことができるのか甚だ疑問です。
 
 行政の無秩序な開発によってこれまで生息していた在来種の生息場所が奪われたとの認識はあるのでしょうか?
 これまでの開発で生息場所を奪ったという認識と反省がどこにも現れていません。
 「開発も進める」「生物多様性保全も進める」現状において矛盾だらけです。あたかも、外来種が生態系を破壊し生物多様性の危機を作り出したかのようです。
 開発によって魚がいなくなったからニジマスを放流し命が溢れる河川の姿を取り戻そうとした方々がいます。各地域で有志や団体が成魚放流や発眼卵放流活動を行ってきました。
 ニジマスを放流するに至った経緯について考えてみることも大切です。
 現状を感じ取ることもなく、考えることもなく作られた素案はまさに机上の空論です。
 また、北海道には多くの釣り人が各地からやってきます。ニジマスには日本中から、いや世界中から釣り人を集める力を持っています。観光業による経済的な影響も大きいと考えられます。
 素案には「生態系サービスが損なわれることのないよう生物多様性を維持していくことが重要である」と書かれてありますが、ニジマスはこのサービス能力を持っています。
そして、ニジマスを釣ることによって培われたキャッチ&リリースの精神によって、増えつつある在来魚もその能力を持っています。
 まとめとしてお伝えしたいことは、ニジマスを早急に「「指定外来種」に指定しないことです。
 もちろん、密放流は許されることではありません。
 このような論議がわき起こったことを逆に好機と捉え、一律ではなく前述した複雑な生態系ごとに様々な視点や考え方に立つ人たちが1つのテーブルに座り、徹底的に論議し新たなルールを作っていくことが必要だと考えます。
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パブリックコメントの受付は2月7日(金)までです。
署名活動は引き続き3月3日(月)まで続きます。
みなさん声をあげましょう!
ひとりでやっても無理と考えていてはいけないと思います。
ひとりが始めるから大きな力になるんです!

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